【体験報告】初心者におススメ『湯の丸スキー場』日帰りバスツアー
初心者におススメですよ、ここ。
ゲレンデに転んだまましばらく立てずにいても、 気兼ねないくらいの混雑度でした。
連休中なのに。
スキー場までは日帰りバスツアーを利用したのですが、 これも気軽だし値ごろ感あり。
ただ現地にいられるのは、わずかに5時間半程度です。
だからこの記事ご一読のうえ、ぜひ効率よくお楽しみください。
初心者一家がスキーに行ったワケ
今回のツアーには、一家3人で参加しました。
ご参考までにまず、わが家のスキーキャリアをご紹介。
- ぼく:小学生のころ1回だけスキー合宿を経験。 その約15年後にスキーがらみの取材に行き、 同行のキャスターやスタッフから手ほどきを受ける。 それから20年以上のブランク。初心者。
- 妻:社会人3年目ぐらいのとき初スキー。その後も3~4回経験したものの、だんだん行かなくなり、 やはりブランクが15年以上。初心者よりちょっと進歩した「初級者」という感じ。
- 娘:中学2年生。去年の冬に1回だけ『狭山スキー場』(屋内型の人工ゲレンデ)で初心者レッスンを受講し、 スキーを履くことや雪上感覚程度は体験済み。ビギナー。
そんな"素人一家" がなぜゲレンデへ行こうと思ったのかというと、 来月娘の中学校で、泊りがけの「スキー教室」があるから。
妻が”先輩ママ”に聞いてきた話だと
「まったく経験のない子は、 マゴマゴしているうちに1日が終わっちゃう」
らしい。だったら「今のうちに1度行っておくか」 と相成りました。
ただし、先日の記事にも書いた通り
今シーズンは特に雪が少なそう。 どのスキー場へ行くか迷いました。
『ビッグホリデー』で『湯の丸』に決定
とりあえず、会員登録済みの『じゃらん』を入り口に探して、『 ビッグホリデー』のツアーを利用しようと決めました。
正月休みに「1月12日(2020年です)・ 関東を朝出発の日帰りバスツアー」を検索したところ、 その時点で約70件がヒット。その中から
- 口コミを見ると、他ゲレンデより雪がありそう
- 初心者向けコースが3本以上あって、混まなさそう
- 現地滞在時間がまあまあある
という理由で、『湯の丸スキー場』 行きのツアーを申し込みました。
金額は『WEB割』という商品で、大人1人税込み6500円(1月5日に、 3連休の中日である12日のツアーを申し込んだときの料金)。
往復のバス、リフト1日券、スキーかスノボセットのレンタル、 温泉入浴券が込みです。
また、 3000円のレンタルウェアが2000円になる割引券も付いてい ました。
到着までの流れ
当日、東京・東池袋はサンシャインシティのバスターミナル。 7時50分出発ですが、集合は7時20分でした。 やはり遅れて来る人がいるからでしょうか。
受付でご覧のようなクーポンの綴りを受け取ります。
バスは約50人乗り。トイレはありません。
座席はグループごとに指定されていて、 席割が運転席の横に貼ってあります。
休みの日だからか、ほぼ満席でした。
7時55分ごろ、バス発車。首都高5号線→外環道→関越道→ 上信越道と走り、 途中のパーキングエリアでトイレ休憩をしました。
長野県に入り軽井沢を過ぎても、山がほとんど白くなっていない。
やはり、雪が少ないんですね。
スキー場にはあるのかな。
そして、標高1000mほどから約1700mの地点まで、 県道の急坂を一気に登ります。
県道の路傍で、ようやく雪が見え始めました。
到着直後の動きのコツ
午前11時ちょっと前、湯の丸スキー場に到着。
「午後4時半にまた、バスへ集合してください」
と、運転手さんからアナウンス。
この「ビジターセンター」で、リフト券の受け取り+ 着替えをします。
でも、ウェアやスキーなどのレンタルはこちらの別棟。ということでぼくらは
- ビジターセンターでクーポンを出し、リフト券をもらい
- レンタルハウスへ行って(ここで行列)クーポンを出し、 ウェアを借り
- ビジターセンターへ戻って、ウェアに着替え
- レンタルハウスに再度出向きクーポンを出して、 スキーやブーツを借りる
そんな行ったり来たりで、ちょっと時間をロスしました。
だから何かレンタルするときは、 二手に分かれるなどして効率化を図るべし。
素朴なサービス
ちなみにこちらは、レンタルハウス内の様子。
おしゃれなホテルを併殺した大規模スキー場の垢抜けたイメー ジや、洗練されたサービスはここにはありません。
だってそこにいるのは、「きっと夏場は農業をやってるんだろうな」という風に見える(実際はどうか知りませんよ)地元のオジサンばかりですから。
概してぶっきらぼうな男性たちです。
でも、 娘がスキー靴を履けなくてモタモタしていると
「お嬢ちゃん、初めてかい。よく見てなよ」
なんて言いながら手を貸してくれる。
まるで親戚のおじさんみたい。そんな「おもてなし」がありました。
そう、ほんと、 昭和時代にタイムスリップしたようなスキー場なんです、ここは。
たくさんの雪と少なめのスキーヤー・ボーダー
よし、ゲレンデへ行こう!
場内はこんなレイアウト。
初心者勢ぞろいのぼくらは、第2ゲレンデを拠点にします。
その混雑具合ですが、正午過ぎの時点で……
こういう感じ。ガラガラとは言いませんが、 3連休の中日にしては空いているほうではないでしょうか。
リフトはいちばん待ったときで、乗るまでに3分くらいの行列。
他のスキー場はどうなんでしょうね。
なおこの日の天候は、曇り時々雪。
湯の丸スキー場は、「首都圏に一番近い天然パウダースノー」 がキャッチフレーズですが、滑っている間に多少降り積もり、 パウダースノーがさらに上塗りされた印象。
そんな雪質の良さをもたらしているのは、 最も高い地点で1965mもある標高だそうです。
ゲレ食
スキー場内で、食事のできるところは3ヵ所。
上の写真、三角屋根の建物がレストハウス『ファミリー』。 240席のレストランがあります。
メニューは、カレーライス800円、もつ煮定食800円など。「 ゲレ食」の中では安いほうだと思いますが、どうでしょう?
あと長野県らしく、野沢菜盛りが1皿300円で並んでいました。
あっという間の5時間半
滞在時間は5時間半。でも、レンタル品の借り出しや着替え、 食事、あるいは転んだまま起き上がれず…… なんてこともあったから、 滑っていたのは実質4時間足らずかな。
タイムロスをいかに短縮するかが、 日帰りスキーツアーを充実させるコツだと思います。
そうそう、最大の目的は娘がスキーに慣れることでした。
最終的には長さ500mの第2ゲレンデを、 上から下までボーゲンで滑り降りていたから、 行った甲斐はあったかな。
後は、学校のスキー教室でしっかり覚えてくれ!
事故渋滞などのため、帰路の所要は3時間半くらいでしたが、 連休の最終日などはもっとかかるでしょうね。
時間には余裕を見ておいたほうがよさそうです。
まとめ 初心者へのおススメポイントをおさらい
「湯の丸スキー場はこんなところが初心者向け」というポイントを、改めてまとめると……
- 雪質が良いので、滑りやすい
- それほど混んでおらず、気兼ねなく転んだり、ゆっくり滑ったりできる
- 係のおじさんたちが温かく、勇気づけられる
- 過剰なサービスがない分、スキーに集中できるし、お金もかからない
書いていて気付いたのですが、↑これらのポイントって初心者に限らず、中級者にとっても上級者にとってもありがたいこと。
『湯の丸スキー場』は、誰にでもうれしいゲレンデなんですね。
次回の『小骨チェーサー』も、ぜひ読みにいらしてください。