【ニューヨーク編】おすすめ“準A級”スポット『ストロベリー・フィールズ』 時間空いたらここへ!
きょう12月8日は、太平洋戦争が始まった日でもありますが、ジョン・レノンの命日です。
そこで、以前書いたジョンにかかわる記事をちょっとだけリライトして、再度上げさせていただきます。
旅先でふっと2時間ぐらい空いちゃうってこと、ありますよね。
ちょっとお茶したりホテルで休んだりしてもいいけど、せっかく来たんだからとことん見てやろう……という欲張りの人、けっこういます。
そんな貴方へ、有名“A級”観光地めぐりの『スキマ時間』に、パッと行ってパッと帰れる“準A級”スポットをご紹介。
セントラルパークの隠れた名所『ストロベリー・フィールズ』
自由の女神やタイムズスクエア、エンパイア・ステート・ビルと並び、ニューヨーク観光でも定番中の定番と言えるのが、セントラルパーク。
日本の公園の自慢が、手入れの行き届いた美しさだとしたら、セントラルパークの良さは、手つかずの自然のままの美しさ、という感じかな。
園内にはこんな、ハイキングコースまがいのところもあります。
奥へ分け入って行ったら、物陰で男の人同士が抱き合っているのに出くわしたこともありました。
夜は、ドラッグの取り引きが行われているなんて言われています。
ぼくはニューヨークに単身赴任していたことがあり、セントラルパークには、公私両面で何度も足を運びました。
そんな経験から思うこと。
のんびりするには掛け値なしにいい場所です。でも、ツアー客向けかとなるとどうかなあ?
とらえどころがないというか……観光で行くには、ちょっと広すぎるんですね。
北端から南端まで歩いてみたことがあるんですが、ちょくちょく寄り道しながらだったとはいえ、縦断するのに3時間以上かかりました。
かといって園内に「絶対ここには行くべし」というようなスポットも特にない。
だから観光客は、
マンハッタンの中心に近い59丁目から入場して、芝生の広場(シープ・メドー)とか噴水とかを眺めながらブラブラして、屋台のホットドックか何かを食べて帰る
なんてパターンを、たぶんたどることになるんです。
「それじゃありきたりでつまらない」という方……音楽好きならこちらへ。
ストロベリー・フィールズ。
ビートルズの名曲にちなんで設けられた、公園内の一角です。
あ、若い世代はビートルズなんて知らないのかな。コムサの店内でいつもかかっている曲、あれがそうです。
園内のストロベリー・フィールズには、そんなにいろんなものはありません。
ビートルズのメンバーだったジョン・レノンをしのぶ記念プレートが1枚、地面に埋め込まれているだけ。
ぼくが訪れたこの日、プレート間近のベンチでは、おじさんが1人、ジョンの『イマジン』を弾き語り中。周りにいた人たちが、ギターに合わせて口ずさんでいました。
そんな風にここは、使う言葉も、出身地も、考え方も違う人たちが、なんか1つになれるスポット。
まさに、ジョンが『イマジン』で思い描いていた世界なんですよね。
ジョンが撃たれた当時の自宅、「ダコタ・アパート」も、ストロベリー・フィールズから大通りを隔てたすぐ近くにあります。徒歩5分くらいかな。
今もたくさんのセレブが住んでいる建物なので、ガードマンが見張っていて、中には入れません。
↑このように、写真だけ撮ろうというファンが大勢集まっていました。