小骨チェーサー

世の中を斜めから、でも前向きな目線で見るブログ

【ブックサンタ】厳しい環境下の子どもに絵本を …どんな取り組み?

皆さんはご存知でしたか?
ぽくは、聞いたことかありませんでした。
ってことは、世の中にそれほど知られていないように思われるので(ぼくが無知なだけかもしれませんが)、ぜひお耳に入れたいと思います。
「厳しい環境に置かれている子どもたちに、クリスマスイブの夜、絵本を届ける」という取り組みのことを。

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どんな取り組み?

「きょう本屋さんで、サンタグロースに会ったよ」
妻が教えてくれました。
50代半ばくらいの、女性のサンタさん。絵本を2冊、買っていたそうてす。
「ブックサンタ」活動の参加者でした。

「ブックサンタ」とは、「厳しい環境に置かれている子どもたちへ、好きな絵本を贈る」というプロジェクト。詳しくはリンクで。
booksanta.charity-santa.com

やり方は簡単。この活動に参加している書店~~34都道府県の282店舗~~でプレゼントしたい絵本を購入して、店員さんに「ブックサンタで」と申し出るだけオンライン書店でのやり方もあるようです)。
するとクリスマスイブの夜、サンタクロース(ボランティアさん)が子どもたちに届けてくれるというシステムです。
相手は見ず知らずで、顔もわからないかもしれないけれど、読んでもらいたい絵本を子どもに買ってあげる感覚ですよね。

こんな子どもに届けられる

「厳しい環境に置かれている子ども」とはどういう子たちかというと、
「経済的に厳しい家庭(貧困家庭)の子ども、闘病中で入院している子ども、何かしらの理由で親と死別した子ども、災害などで被害にあった子ども、児童養護施設乳児院などで過ごす子ども、ショートステイ施設などで過ごす子どもなど」だといいます。

このプロジェクト、「本を贈る」というところがいいと思うんですよね。
贈られる側は、おもちゃとかでももちろん嬉しいんでしょうけど、まあ一時的なもの。飽きたら終わりです。
その点「本」は、贈り手の知識や考え方や世界観といったものを伝承することができる。それは目には見えないけど、その子を成長させる糧になりますもんね。

怪しげな新興宗教の信者が、洗脳のための絵本を贈ったりしないか、なんて心配もありますが、スタッフの方が仕分け作業をされるらしいですから大丈夫そうです。

というわけで、ぼくが偶然知った「ブックサンタ」について書きました。
「ぜひ参加しましょう」「拡散してください」と言うつもりはありません。

ただこのプロジェクト、どうも世の中にあまり知れ渡っていない感じです。簡単でスマートなやり方だなと思うんですが。
だから皆さんの周りで、こういう社会貢献に熱心な方がいらっしゃったら、ぜひ教えて差しあげてください
貢献活動の選択の幅は、少しでも広いほうがいいですからね。

1つだけご注意。
サンタクロースを信じている子どもたちの夢を壊さないよう、年少者のいるご家庭などではお気をつけて。