フィンランドのサンタから手紙届く……会った時はこんなお話をしました
我が家のポストに、きのう(12月13日)入っていました。
消印は12月4日。
別に「サプライズ」というわけではなくて、夏休みにあちらへ行ったおかげです。
もうすぐクリスマス。今回は、フィンランドの『サンタクロース村』でこんな体験をしました、というご紹介。
※2019年8月時点の情報で書いています
サンタクロース村の行き方
サンタクロース村があるのは、フィンランドのロバニエミという町。
世界的にも、ここのサンタクロースは"本物"という扱いになっていて、日本を含めた世界中から観光客がやってきます。
日本からフィンランドへ行く場合、たいていは首都ヘルシンキから入ると思うのですが、そこからロバニエミまでがけっこう遠い。
約825Km。東京~札幌間くらい。
この間の移動手段は、飛行機か列車、長距離バスなど。ウチ(妻と娘とぼく)は、フィンランド国鉄が誇る夜行特急「サンタクロース・エクスプレス」を利用しました。
寝台もあるこの特急は
の2本ですが、日によっては①がありません。我々も②を利用しました。
乗り心地などは、いずれ当ブログで書いてみたいと思っています。
ロバニエミ駅からサンタクロース村までは約8Km。30分おきに出る路線バスかタクシーを使うのが一般的です(ぼくらは、その後の行程の関係でレンタカーを利用)。
村で何ができる?
北極圏の境界線=北極線の上にあるサンタクロース村。8月でしたが、日本の11月くらいの気候に感じました。
一言で表すと、
「クリスマスをモチーフにした、小規模なテーマパーク」
という感じです。
村自体は入場無料。いろんなアクティビティがそろっていますが、絶対に外せないのはこの2つ。
- サンタクロースと会って、一緒に写真を撮る
- 世界中でここにしかない、郵便のサービスを利用する
混雑具合にもよりますが、上の2つをこなすだけでも最低2時間は必要。さらにおみやげ(クリスマスグッズはもちろん、フィンランドならではの『マリメッコ』『イッタラ』の店もあります)を買ったり、食事をしたりすれば、あっという間に4~5時間は経っちゃいます。
ご利用は計画的に。
サンタクロースとのひととき
サンタクロースは、村の中心的な建物の、いちばん奥にいました。
こういう通路を抜けて……
サンタクロースの部屋の前へ。
サンタさんと会えるのは一度に1組までらしく、前の方が終わるまで待ちます。
そしてようやく扉が開き、中へ。
そこにいたのは、白人で長く白いひげ、眼鏡をかけたサンタクロース。
娘が駆け寄って行き、ハグしてもらいます。
まず何枚か写真を撮り、そのあと4~5分のお話タイム。
日本から来たことを告げると、
「コンニチハ。ニッポン、イイ国デスネ」
あいさつ程度の日本語はご存じでした。
でも、あとの会話は英語。娘にサンタさんが聞きます。
「何か欲しいものはあるかい?」
ぼくが翻訳してやると、娘は突然の質問で戸惑ったらしく、考え込んだ末
「お金かなあ」
と日本語でつぶやきました。まさかそう言うわけにもいかず、ぼくは慌てて
「彼女は本を読むのが好きだから、本が欲しいと言っています」
……サンタクロースに、ウソをついてしまった。
そうこうするうち、ぼくらの持ち時間は終了。サンタさんとサヨナラして外に出ると、記念写真を購入する手続きが待っていました。
お値段は、1枚だけなら、特別な紙製の額縁付きで40ユーロ(季節などによって価格の変動があるかもしれません)。サンタクロースと会話する様子を収めた動画とセットだと、さらに高くなります。
その写真をここには載せませんが、その代わり、入口に飾ってあったこちらをご参考まで。
サンタクロース・メイン・ポストオフィス
村の郵便局では、こんなことができます。
親しい人に、クリスマスカードを送る
サンタクロース村の消印付きクリスマスカードや手紙を、世界中どこにでも送れます。しかも、いつ投函しても、クリスマスシーズンに届くよう取り計らってくれるんです(すぐ郵送してもらうこともできます)。
娘は両方のおばあちゃん宛てに書いていました。ともに、今週届いたそうです。
サンタクロースからの手紙を、クリスマスシーズンにもらう
氏名や宛先を書いて申し込みます。日本語で書いてもらうこともできます。
この手続きをしたため、きのう我が家に冒頭の封書が届いたというわけです。
封筒に入っていたのは
サンタクロースからのごあいさつと
「あなたは1年間良い子でした」という証明書。
ちなみにサンタクロースからの手紙って、現地まで行かなくても、日本で申し込むことができます。こちら。
この冬はもうギリギリですが、小さなお子さんがいらしたら、来年はいかがでしょうか。