おススメ『格安スポーツジム』は “利用時間”に注意!
10月の第2月曜日は「体育の日」。
あの祝日、元々は10日で固定されていましたよね。
なぜ10月10日だったのかというと、55年前、最初の東京オリンピック。
その開会式がこの日だったから。
そう、前回は今ぐらいの季節にやったんですね、真夏じゃなく。
来年も10月の開催だったら良かったのにね～～
……なんてこととは関係あるようなないような話が、今回のテーマです。
きょう追いかけたこと
- 「運動不足の解消」だけが目的なら“公営体育館”がおススメ
- “意外な実態”も……時間によっては「社交場」に
皆さん、運動不足の解消、どうしてます？
「草野球チームで四番打ってます」なんて人はいいんですが、たぶんスポーツジムに通っているという人が多いんでしょうね。
スポーツジムと言えば、「入会金・登録料が数千円、月会費1万円弱」程度が一般的な価格設定みたいです。
いえ、もちろん、それだけのお金を払って、毎週毎週きちんと通えるなら、何も申し上げません。
でも平日は早く帰れるとは限らないし、土日だって休日出勤とか家族サービスとかで、元を取るのはなかなか大変だと思います。
コスパ最強！ 公営体育館
「オシャレなウェアに身を包み、豪華設備のジムで身体を鍛える自分に酔いしれたい」なんてことじゃなく、単に身体を動かしたいという方であれば、おススメは
公営のスポーツ施設
ぼくはここ10年ほど、自転車で15分くらいかけて、最寄りの区立体育館にほぼ毎週行っています。
激安ですよ～
我が区の体育館の場合、トレーニングルームは200円で2時間まで利用可。それで『チェストプレス』（↑こういうヤツ）とか『ラットプルダウン』といった筋トレ系マシンや、『トレッドミル』などの有酸素運動系マシン、その他バーベルなどが一通り使えます。
百円玉返却式のコインロッカーもあるし、ジャグジー風呂みたいなのはさすがにないけれど、シャワーもドライヤーも完備。さらに25mの温水プールもあって、これは別料金で1時間200円。
もちろん入会金などありません。ただ区民か、区内に通勤・通学している人じゃないと利用できないんですけどね……当たり前か。
時間帯によっては「駅前医院の待合室」状態に
と、ここまでは指摘されている方も多い話。今回お伝えしたいのは、区立体育館の“意外な実態”。これ、たぶん、ぼくが通っているところだけのことじゃないと思うんですよね。
仕事の関係で、平日の午前中に最寄りの体育館へ行くこともあるんですが、この時間帯、トレーニングルームでマシンを使っている人は、9割方がシニア世代。我が区に限らず、シルバーエイジは年齢に応じて利用料が半額だったり無料だったりするから、足を向けやすいのだと思います。
いいことですよね。80代に手が届きそうな方々がストイックに汗を流している姿には、頼もしさを感じます。皆さん元気でいてもらわなきゃ。
それはいいんですが……時おり区立体育館が
ご近所シニアさんたちの“社交場”
になっちゃっていることがあるんです。それはまるで、駅前医院の待合室。
「最近食が進まなくてね～。なんだか食べ物がおいしくないのよ」
「あら、あたしなんか何を食べてもおいしいわよ。元気出しなさいよ」
「そうそう、元気ないって言えばね、スズキさんのところのお嫁さんがね……（以下別の話へ）」
みたいなやりとりが、トレーニングルームの中で交わされているわけです。
ここで困っちゃうのは、そんな会話を
トレーニングの手を止め、マシンに
座りっ放しで続ける方々がいること。
座りっ放しで続ける方々がいること。
いや、ご本人たちにまったく悪気がないのはわかっているんです。
ただおしゃべりに夢中なあまり、自分がマシンを占拠したままであることにまで、気が回っていないんですよね、きっと。
だけど……ぼくもそのマシンでトレーニングしたいなと、ずっと思ってまして……
ある日。マシンに座ったまま（そして連れの女性は立ったまま）10分以上井戸端会議を続けていた、70代前半くらいのご婦人に思い切ってお願いしてみました。
「あの～、もしお話しをしているだけでしたら、それ使わせてもらってもいいですか？」
「あら、ごめんなさいね」と謝るご婦人。
でもマシンを譲ってくれたのではなく、おもむろに筋トレを再開したのでした……。
