小骨チェーサー

世の中を斜めから、でも前向きな目線で見るブログ

富裕層「コロナ対策給付金は不要」論再び

「お金持ちには、コロナ対策の給付金をご遠慮いただこう」

というような内容だった当ブログの前回記事は、ものすごくたくさんの方に読んでいただきました。

その数、詳しくは後述しますが、もう天文学的」と言っていいくらい。

ただしそんな中には

「きぽ兄の説は矛盾してるよ」

とコメントしてくださる方もいらっしゃったんです。

きょうはそのご指摘を採り上げるとともに、

大勢の方に読まれることの"副作用"についても考えてみます。

 

当ブログに寄せられたご指摘

前回の記事というのはこちら⇩

 

kobone-chaser.hatenablog.com

 

この中でぼくは

「納税額が大きい富裕層がコロナ対策給付金をもらえないのなら、税金を納めていない生活保護世帯や無職の人、専業主婦らにだって、1円たりとも出すな」

と主張する人々へ、こう反論しています。

 

余裕のある人からは多めに、生活の苦しい人からは少なめにお金を徴収。それを全部まとめてから再配分し、どんな人でも等しく同じ公共サービスが受けられるようにするのが徴税システムですよね、どこの国でも。

「たくさん払うとたくさん見返りがある」という、ファーストクラスとエコノミークラスの違いみたいなものじゃないでしょ、税金って。

コロナ対策の現金給付「富裕層除外に反対」に反対する - 小骨チェーサー

 

これに対して、「77」さんという方がコメントを寄せてくださいました。

全文ご紹介させていただきます。

 

f:id:Kobone:20200328195546p:plain

 

無視するのは失礼ですよね。お答えします。

 

「公平」であるべきは?(理屈っぽくてごめんなさい)

ブログの文章というのは、もちろん論理的であるべきなんですが、それを重視するあまり読みにくくなっては元も子もないと、ぼくは考えています。だから

 

「そこは言わなくても、読者の皆さんご承知でしょ」

 

という部分はわざわざ書き込んだりしないことが多い。

学術論文ではないので、細かく説明してくどくなってしまうことより、読んで面白いかとか、文体のリズムとかを優先しているんですね。

 

77さんご指摘の一節も、まさにそこ。

ぼくはこの部分で

 

    ①たくさん払おうが少なく払おうが、受けられる公共サービスに差はないのが
      「徴税」というシステム

    ②その「公平性」をコロナ対策給付金にまで当てはめて、「税金を払っていない
        ヤツはもらうな」と言うのは筋が違う

 

と言おうとしているわけです。が、②の部分は書いていないんですね。

なぜならあの記事全体が「富裕層に給付金は不要でしょ」という趣旨だから

あえて書かなくてもわかってもらえるかな、ということです。

 

ただ77さんのおっしゃる通り、確かに論理が矛盾しているようにも読める。

そこは素直に反省します。もう少しわかりやすく書いても良かった。

 

「ファーストクラスとエコノミークラス」論について

ぼくはこと税金に関しては、いわば

「ファーストクラスの料金を払った人も、エコノミークラスに座るシステム」

なのだと理解しています。

だって、次のようなことは起きないでしょ?

 

f:id:Kobone:20200329014002j:plain

 

舞台はある公立小学校。給食の時間。

A太  ねえねえ、C子ちゃんの給食、1人だけものすごく豪華だね

B夫  ああ、A太君は転校してきたばかりだから知らないんだね。
        C子のお父さんは有名な
マンガ家なんだよ

A太  それと豪華給食と、どういう関係があるの?

B夫  C子のお父さん、すごく稼いでるんだって。税金もたくさん納めているから、その
        見返りってことらしいよ

 

やや極端ですが、上記のように

納税額の多寡で公共サービスに差が付いたら変ですよね。

どなたかお詳しい方、ぼくの見方が間違っていたらお教えください。

 

スマニュー砲の"副作用"

冒頭で「前回記事は天文学的な数の方に読んでいただいた」と言いました。

これ、誇張でも何でもありません。

というのは、どうやら俗に言う

「スマニュー砲」を受けたらしいんです。

 

詳しく知りたい方もおいででしょうから、ご参考までに経緯をご説明します。

実は、最初はこちらでした⇩

 

kobone-chaser.hatenablog.com

 

投稿した当日は目立った動きはなかったものの、日付が変わったころからページビューが増え始め、最終的に1日のアクセス数は、普段の10倍くらいまで到達。

はてなアクセス解析を見て、"smartnews.com"から来ているとわかりました。

 

このとき、スマニュー砲につながりそうな前兆現象は全くなし

ブクマ数もはてなスターの数もいつもとほとんど変わらず、なぜスマートニュースに載ったのか、いまだにさっぱりわかりません。

しかもこれは、イントロに過ぎなかったんです。

 

3日前の19時半過ぎ、例の「富裕層」の記事をアップ。

それから16時間ほど経ったおととい正午ごろから、アクセスがこうなりました。

 

f:id:Kobone:20200328204411p:plain

 

いまや「アクセス元ページ」は、100%がスマートニュース

なぜか2記事連続で採り上げていただいたようなんです。

「ようなんです」というのは、自分のスマホに入れたスマートニュースアプリ上では、『小骨チェーサー』の掲載が確認できなかったから。

スマニュー砲を受けた(らしい)のに、ぼく自身はそれをこの目で見ていないんです!

 

それはともかく、2記事目のほうがバズり方がものすごい

当ブログは開設からちょうど半年になりますが、その累計アクセス数の2倍以上を、たった1日で叩き出しました

噂には聞いていましたが、スマニュー砲恐るべしですね。

 

ちなみにこちらも、ブクマ数などは普段と大きく変わらない。1度スマートニュースに掲載されると、2回目以降も載りやすくなるのかな。

 

こうした中で寄せられた「77」さんのコメント。そこで思いました。

 

はてなのブロガーの方々ってお互いのブログを読んだとき、やはり仲間意識をお持ちだから、コメントなんかも賛同や称賛こそすれ、批判めいたことはあまりなさいません(そのため「互助会」なんて揶揄されることも)。

 

でもスマニュー砲などでバズると、もちろん嬉しいわけですが、その反面

ネットに巣くう有象無象

はてな共同体」に紛れ込んできて、お馴染み

口汚い罵詈雑言をまき散らす、なんてこともありそう。

 

その"副作用"に耐えられるだけの覚悟が必要なんですね。ブログを書いている以上、いつ『スマニュー砲』を受けるかわからないんだから。

今回の77さんは幸い、極めて冷静で論理的に批判してくださる方だったから、ぼくも心がささくれずに済みました。

 

なお、ご覧の通りぼくはアフィリエイトをしていないので、

今回の大量アクセス、1銭にもなっておりません

もったいなかったかな……。

 

最後までお付き合いをありがとうございました。

次回の『小骨チェーサー』も、ぜひ読みにいらしてください。