【新型コロナ】最優先すべき対策は「自己チューの撲滅」
新型コロナウイルス拡大が社会問題化して、かれこれ2ヵ月。
「堪え難きを耐え、忍び難きを忍び」なんて感じの毎日がこれだけ続くと、
自分の欲望赴くままという
"自己チュー連中"が、次々現れてきますよね。
大規模イベント開催 あり? なし?
きのう(3月22日)、さいたまスーパーアリーナで開催された「K-1」の大会がニュースになっていました。
国や埼玉県が再三自粛を呼びかけたのに、主催者は応じなかった、というもの。
ただし無策だったわけではなく、主催者側も
- 観客全員にマスクを配布
- 入り口で観客の体温を測定、熱が高いと入場させない
- 密集を避けるため席数を減らし、寒さ覚悟で常時換気
- 感染者が出たら経路をたどれるよう、住所氏名の提出を義務付け
など、「観戦で感染」しないための配慮はしていました。
ぼくは、主催者が自己チューだと言いたいのではありません。
むしろその逆で、行政側がなぜ自粛を申し入れたのかがわからない。
だって、現時点での国の、大規模イベントに対する方針は
「慎重な対応を」
であって、
「中止せよ」ではないから。
賛否両論あると思いますが、ぼくはイベントに関しては早く復活させたほうが良いという考えです(もちろん、感染の防止に細心の注意を払っての上で、ですよ)。
以前も書かせてもらいました⇩
イベントの早めの復活を主張する理由は2つあって、まずは経済面。
いろんな中止が響いて、雇い止めや企業の倒産が相次いでいます。「コロナの死者数は抑えられたが、経済危機で命を落とした人は多かった」という事態は、なんとしてでも避けなければならない。
もう1つは東京五輪・パラ。いまや「開催延期」が発表されるのは時間の問題となってきました。
ただし延期するにしても、コロナ対策はちゃんと整備しておかないと、世界からアスリートや観戦客が来てくれない。
「わが国はイベント開催時、こうやって感染を抑え込んでいます」
とアピールするためにもプロ野球やJリーグを再開させて、「対策ノウハウ」を蓄積しておいたほうがいいと思うんですよね。
大規模イベント会場内の自己チュー
話題戻って、K-1の大会。
主催者は上記の通りさまざまな配慮を施していたわけですが、どうも観客のほうに、せっかくの細かな対策を無碍にしてしまったヤツがいるっぽい。
新聞記事によると、
「場内ではマスク着用を促すアナウンスが何度も流れたにもかかわらず、興奮した客の中には、マスクを外した人もいた」らしい。
これが自己チューだと言うんですよね。
興奮するのは勝手だけど、TPOには気を配ろうぜ。
スペイン旅行の家族自己チュー
もう1組採り上げたい自己チュー。
これはニュースで見てあきれた人も多かったと思います。
沖縄県在住の10代女性。
学校の臨時休校を利用して、家族や親戚合わせて6人で約1週間スペインを旅行。3月20日に帰国した際、成田空港でPCR検査を受けました。
結果が出るまで待機するよう求められたのに、それを待たず
と移動。その夜陽性が判明しました、という経緯。
実は「結果が出るまで待機」するときは、そのための宿泊費とか、取り直した乗り継ぎ便のチケット代とかはすべて自腹なんですって。
その負担が嫌で女性ら一行は、待機要請を振り切って帰っちゃったんでしょうね。
そこはまあ理解できなくもないけど、それにしても
- 「基本的には自宅で」と言われている休校期間中に
- ヨーロッパでもよりによって、イタリアに次ぎ感染者の多いスペインへ
- しかも(知らなかったとはいえ)感染しているのに、交通機関を使う
当人は未成年です。だから、
家族や親戚の無責任さがすごいよな~。
誰も「やめとこう」って言わなかったんですかねえ……。
さて、こういうときネットには
「10代女性の名前は? 家はどこ? 学校は?」
みたいな晒し記事がポコポコ上がります。
今回の場合「感染拡大を防ぐため必要な情報」という大義名分も立つし。
アクセス稼ぎなのか、はき違えた正義感なのか知りませんが
そんなブロガーもまた自己チュー
新型コロナとは全然関係ないけど、以前書いた、ネット晒しするヤツらの批判記事⇩
そう言えば、大量仕入れしたマスクを高額転売したり、トイレットペーパーを買い占める自己チューもいましたね。
すべて合わせて、みんなでぜひ撲滅を。
最後までお付き合いをありがとうございました。
次回の『小骨チェーサー』も、ぜひ読みにいらしてください。