コロナ"先進国"ニッポン 次は「イベントの復活」だ!
みんなが右向きゃ、自分も右向く
そんな"日本人ぽさ"が、今回は生きました。
新型コロナウイルスの広がり。
最初は世界中から、「震源地」中国に次ぐ"元凶"扱いだったのに、気付けば形勢逆転。アメリカやヨーロッパ諸国に比べ、感染者数の伸びが格段に低い。
だったらこの勢いのまま、次のステップへ進みたいところです。
ボロボロになった経済のリカバリー。
ここでも日本人みんなで一致団結して、世界にお手本を示しましょう。
コロナ感染者数 大幅ランクダウンの日本
先日の当ブログでぼくは
「日本のコロナ対策って、思いのほかうまくいっているのでは?」
という趣旨の記事を書きました。⇩
半ば皮肉のつもりだったのですが、それから8日。日本の感染者数増加度は、世界各国に比べ、皮肉どころではなくガチで低い。
前回記事でも参照した、アメリカの「ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)」発のデータ。
日本時間2020年3月16日午後0時33分時点での、国・地域別の感染者数ランキング。
- 中国 81,020人
- イタリア 24,747人
- イラン 13,938人
- 韓国 8,162人
- スペイン 7,844人
- ドイツ 5,813人
- フランス 5,437人
- アメリカ 3,774人
- スイス 2,200人
- デンマーク 1,739人
- イギリス 1,395人
- ノルウェー 1,256人
- オランダ 1,136人
- スウェーデン 1,032人
- ベルギー 886人
- オーストリア 860人
- 日本 839人
3月13日にWHOの事務局長が
「いまやヨーロッパがパンデミックの中心だ」
と発言してニュースになりましたが、ランキングとしてはもはや、ヨーロッパ諸国の下に位置する日本。
堂々の「新型コロナウイルス対策先進国」と言えそうです。
日本中がイベントを自粛したワケ
新型コロナウイルスの封じ込め。これはやはり、
小・中・高校の休校と
イベントの自粛などが、みごとに功を奏したということでしょう。
ここで1つ確認しておきたいこと。
実は会見のとき安倍総理は、「人が集まるようなイベントは中止して」とは言っていないんですね。
あくまでも「自粛要請」です。
しかしイベントの主催者などが、
批判・非難を恐れた
もしくは
「お上」(政府)に忖度した
というのが実情なのだと思います。
皆が右を向いているとき、自分だけ左は向けないから(実際、ライブを実施して炎上したバンドもいました)、イベントのほとんどが中止になったということです。
「保健面」はクリア 次は「経済面」のリカバリーを
大規模な感染拡大には至らなかったということで「結果オーライ」ではあるんですが、代償は大きすぎました。
新型コロナウイルスは感染しても、高齢の方を除けば、ほとんどが軽症で済むといいます。つまり「保健面」でのリカバリーは、そう難しいことではありません。
でも休校やイベント中止やインバウンドの減少などで、雇い止めとか企業の倒産などが相次いでいる。
だから「経済面」でのリカバリー、これを絶対にしなければなりません。
これまで、普段の生活をかなり犠牲にすることで、ウイルスの蔓延をある程度防ぐことができました。
そこで、次のステップです。
感染が拡大しないよう慎重に慎重に配慮しながら、元の生活を取り戻す
という方向へは行けないものでしょうか。
具体的には、各種イベントの復活です。
皆さんもよくご存じかと思いますが、専門家会議によると
- 換気の悪い密閉空間
- 多くの人が密集
- 近距離での会話や発声
の3条件すべてが重なったとき、集団感染が起こりやすいと考えられています。
逆に言うと、この3つが同時にそろうことを避ければいいわけです。
だったら、プロ野球やJリーグの試合を、以下のような形で開けないでしょうか。
- 当面、ドーム球場は回避(換気に配慮)
- 入場時にサーモなどでチェック。熱のある客は入れさせない
- 客席は1列おきにするとか、1列に20席あったら10席だけ使うとかの方法で、密集させない
- 鳴り物や応援歌も、当面禁止
入場料収入は減るでしょうけど、中止や無観客にするよりはずっとマシだと思います。
いかがでしょうか。
総理が呼びかけを!
ここで強調しておきたいのは、上のようなイベントとか試合の復活を、一部だけでやっても仕方ない、ということ。
プロスポーツの場合、「対戦相手が限られてしまう」というのもありますが、試合を復活させたチームが"目立つ"というのがマズい。突出したことをすると、すぐに批判・非難するヤカラが出てくるからです。
そんな連中の中には、はき違えた正義感の持ち主もいて、脅しのメールを送ってきたり、包丁を持ち出したりします。
だから、ここは安倍さん、出番です。
また会見を開いて、
「イベントの復活」を呼びかけてもらえませんか。
ことコロナに関しては、総理が呼びかければ、日本中が比較的素直に従うということが今回証明されました。
「政府が言っているから」という、上に対する弱さ
「みんながやっているのに」という同調圧力
そんな日本人の"キャラ"を、ぜひ利用したいものです。
⇩こんな記事もあります。
最後までお付き合いをありがとうございました。
次回の『小骨チェーサー』も、ぜひ読みにいらしてください。