小骨チェーサー

世の中を斜めから、でも前向きな目線で見るブログ

「雨降ると痛い」”天気痛” 根源はエアコンづけの毎日?

若いころから腰に爆弾を抱えていて、前かがみになったり立ち上がったりするときは、慎重に行動するクセがついています。

でも、あの"ぎっくり腰"ってふてえ野郎、こちらが油断しているときを見計らって襲ってくるんですよね。f:id:Kobone:20191019154035j:plain

 

3日前も、ちょっとした拍子に「ピキッ」と来ました。ただその時点では、それほど痛くなかったんです。

ところが2~3時間ほど過ぎてからじわじわ来始めまして……ふと窓の外を見ると雨。そこで思いました。

 

「あれ? これ、天気痛じゃね?」

 

きょう追いかけたこと
  • 『天気痛』とは?
  • シニア世代に多い?
  • 現代の天気痛  元凶はエアコン?

 『気象病』という症状があります。「天気の移り変わりで感じる、身体の不調」です。このうち、痛みが実際に伴うものを、特に『天気痛』と呼んでいます

 

気象病も天気痛も、4~5年前からマスコミによく採り上げられているので、目にされた方も多いでしょう。

というか、ぼくもその片棒を担いできていまして、自分のかかわる媒体で何度か特集しました。

 

典型的な例は、梅雨時の雨続きとか台風接近のため、頭痛(これが圧倒的に多い)や関節の痛みが出るというもので、原因は気圧の変化

 

「雨降りだと頭が痛くて、仕事がまったく
手に付かない」

 

などと訴える方、けっこう多いようです。 

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こうしたことを知っていたため、ぼくも自分の天気痛を疑ったわけです。
これまでに経験したことはなかったんですけどね。

 

敵を知るのは兵法の基本。以前、専門医に取材するなどして勉強したことを改めてまとめてみます。

もっとも、症例や治療法はネット上にあふれているので、この駄文では皆さんの役に立つかもしれない、“ちょっと意外な豆知識”を挙げました。

 

シニアもミドルも子どもも悩む

 

「雨が降ると神経痛が出て……」みたいなセリフっていかにもお年寄りっぽいから、天気痛もシニア世代に多いのかと想像してしまいます。

ぼくも今回、初めての『天気痛疑い例』を体験し、「う~ん、オレも年取ったのかな」と思いました。

でもこれ、実はそんなイメージがあるだけ。天気痛などの気象病に悩む人は、40~50代の女性に多いそうです。

 

また意外なことに、子どもの患者も目立つと聞きました。

理由として考えられるのは、子どものほうがむしろ気圧の変化に敏感だから

f:id:Kobone:20191020085028j:plain昔の人たちもこれに気づいていたらしく、

 

「子どもが夕方騒ぐと、翌日は雨」

 

なんて言い伝えもあるということです。

 

“自然のままの生活”が根本的解決策

 

昔の人より現代人のほうが、気象病や天気痛には弱いと考えられるそうです。
というのは

 

空調のきいた密閉空間で、夏も冬も
生活しているから。

 

暑いときには暑いところ、寒い季節には寒いところで生活してこそ、自律神経が鍛えられ、環境の変化にも強くなる自然そのままの中で“たくましく”暮らすことが、根本的な解決策だというのです。 

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つけっ放しのエアコンが、天気痛を招くというわけですね。

 

……と、こうして書いている間も、腰はズキズキ。

予報によると日本列島、来週も雨の日が多いようです。

ぼくのが天気痛かどうかはわからないけど……あ~、早くすっきりとした青空が戻ってこないかな。

被災地のためにも。