小骨チェーサー

世の中を斜めから、でも前向きな目線で見るブログ

【海外旅行を2倍楽しむ法】話しかけられるのが怖かったら話しかけちゃえ!

【英語上達のコツ】も第3弾。

今回は学習者向けというより、広く海外旅行をする方すべてに、絶対役立つ話です。

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語学に自信のない人が、海外で会話するときの秘訣

お勧めしたいのは……

 

話しかけられるのが怖かったら、話しかけちゃえ!

 

 

海外旅行あるある

こんな経験、ありませんか?

 

場所は海外の、どこか観光地。
きれいな山を見ていると、地元の住人とおぼしき白人が、英語で話しかけてくる。

 

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「すてきな山でしょ? あのマウント✖✖は、ここから眺めるのがいちばん美しいんですよ。あそこには古くからフェアリーが住むという言い伝えがあって……」

 

こちらがネイティブではないと見てゆっくり話してくれるため、貴方にもよくわかる。
だから気の利いた返事の1つもしたいんだけど、当意即妙に言葉が出てこない。
仕方なく「サンキュー」と一言、そそくさとその場を離れる。
後で、その場にふさわしい英語のフレーズを思い付き、貴方は悔しい思いをする。

 

「あ~~~、こう言えば良かった。あの話しかけてきた子、かわいかったなあ(「イケメンだったなあ」でもいいです)。もったいないことをした。英語、勉強しておけばよかったなあ」

 

落ち着いて考えれば、英語の文言の1つや2つ思い浮かぶのに、なぜこうなってしまうのでしょうか。

それは、貴方が

 

『英語脳』

 

になっていなかったから。

 

日本語が母国語の人でも、英語だけで何ヵ月も暮らしていれば、会話するとき日本語を介さず、始めから英語でものを考えるようになります。

これが、いわゆる『英語脳』

 

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せいぜい1~2週間程度の旅行者が、現地でいきなり英語脳になるのは難しい

ところがそんなことはお構いなしに、あちらの人は話しかけてきます

だから、ビビっちゃうんですよね。

 

「誰でも友達」のアメリカ人

とりあえず、アメリカを想定して話を進めます。

 

あの国は失礼ながら、基本的に能天気な国民性なので、ニューヨークやロサンゼルスのような大都会は別にして、旅行者だろうが何だろうが、みんな自分のお友達です(そのNYにしてもLAにしても、“外国人話しかけられ率”は、東京よりずっと高いですが)。

 

アメリカの地方都市に社会人留学した経験があるのですが、到着して面食らったことの1つは、人々が見ず知らずのぼくに、やたらと挨拶をしてくる点でした。

 

スーパーのレジで、後ろに並んだおばちゃんが "How are you?"

向こうから自転車でやってきた高校生が "How are you doing?"

コンビニに行けば、一休みしていたお巡りさんまで "What's going on?"

 

そういうもんだと理解すればどうってことはないけれど、問題はどう切り返すか

英語の教科書などにはよく、こういう挨拶への答え方として

"Fine, thank you, and you?"

なんて文例が載っていますよね。でもそんな悠長な返事をしている間に、相手はどこかへ行っちゃうか、もしくはこちらが暇だと見込んで、あれこれ話を続けてくるか。どちらにしてもいいことは1つもありません

 

ここで思い付いた“防衛策”は、

 

「先取点を狙うこと」

 

でした。

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つまり、町で誰かと目が合ったら間髪入れず、向こうが口を開く前に

 

"How are you doing?"

 

と言っちゃうんです。

もちろん先方は、"I'm good"とか何とか返してきますけどね。

 

いずれにしてもこれで精神的に、メチャクチャ楽になりました

 

“会話支配率”を上げよう!

今回申し上げたいポイントです。

 

会話力に圧倒的な差があったとしても、先手を取っちゃえば、形勢の逆転は可能

とにかく、やりとりの主導権を握ってしまう。そうすれば、次の話題に行くのも、はたまた会話を終わらせるのも、すべてはこちらの意のまま

自分のペースで進められますから、英語で話していても余裕ができるというものです。 

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サッカーのW杯予選などで、戦力に大きな差があると、『ボール支配率』が6対4とかになるじゃないですか。あれと同じ。要は

 

“会話支配率”

 

を上げちゃえばいいんです。

といっても、発言している時間自体は別に短くて構いません。試合運びならぬ、会話運びを、自分のペースでしていくことが大切です。

そうすれば、たまに攻め込まれても(つまり、何か複雑な返事をされても)、“アタフタ度”が全然違ってきます

 

まとめ

「旅先で声をかけられるのは、ちょっとビビる。だけどせっかくだから、現地の人と話もしてみたい」。

その気持ち、よ~くわかります。

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だから、最初の1フレーズだけ頭の中に用意しておいて(もちろん日本語で考えてから、英訳していいんですよ)、とにかく声をかけちゃいましょう

話しかけられたことに『返答』するのと違って、この場合、どんな『文言』をこちらが発するのか、十分吟味する時間だってあります

 

次の海外旅行のとき、試してみてください。

うまくいくこと、請け合いです。

 

スポーツだって何だって、大事なのは攻めの姿勢なんです。