国際線の”現在位置”がわかる!『フライトレーダー24』はメディアご用達
【これ知ってるとニュース通】
電車の現在位置がわかるアプリってありますよね。こういうヤツ。
同じように、 飛行機が今どこを飛んでいるのかが一目瞭然。 そんなサイトがあるのをご存知でしたか。
『フライトレーダー24』というこのサイト、 実は報道関係者にとって、なくてはならないものなんです。
あの選手が帰って来る! いざ空港へ
海外の大会で大活躍した日本人選手が、 メダルを胸に帰国してくる。
手を振りながら凱旋する選手、祝福の声援を贈るファン……。
そんなシーンがメディアは大好き。こぞって空港へと出かけます。
豆知識その①
「凱旋帰国」とするのは間違い。「凱旋」に「帰る」 の意味が含まれているからです。
「馬に乗馬」「腹が腹痛」「犯罪を犯す」などと同じですね。
さて、空港での撮影ポイントは2ヵ所。 まずは到着ゲートからの通路。「動く歩道」などがあるところです。
到着ゲートはパスポートコントロールの向こう側になるので、 立ち入れるのは腕章を付けた報道陣のみ。 一般の人がここで出迎えることはできません。
そこで中継カメラやらリポーターやらが主に陣取るのは、「 到着ロビー」。
関係者のほうでロープを張るなどして、 大集合したファンが出迎えるスペースを確保します。
豆知識その②
到着から1時間ほどで、帰国会見が開かれたりします。
これは地方に拠点を置く選手でも、所属する競技団体が、 成田や羽田、あるいは関空など、帰国空港の近くでやらせるのが慣例。
会場は多くの場合、 帰国便がJALだったらJALホテルになります。
その便、時間通り着くの?
たとえば成田空港の場合、真夜中に到着する便はありません。
したがって「歓喜の帰国」は、朝・昼・夕・ 夜のニュースや情報番組、 どれかの生放送の最中に収まることがほとんどです。
これはおいしい。
各番組は当然、 空港からの生中継を織り込んだ進行を組み立てます。
ここで最大のネックは……そうです
便の遅延、もしくは到着の早まり
何せ国際線、30分や1時間程度遅れて現地を出発するのは、 ごく普通のこと。
そして長時間のフライト中、 それを取り戻すなんてこともザラです。
生中継を構えている番組スタッフをはじめ、取材する身としては、 選手の到着が早まるのか、定刻通りか、遅れるのか、 喉から手が出るほど知りたい。
こでモノを言うのが、『フライトレーダー24』なんです。
このサイトでは、世界中の飛行機が、 現在どこを飛んでいるのかがわかるほか……
当該の便の到着予想時刻なども、1クリックでわかります。
報道関係じゃなくても、家族や友人が「今どこを飛んでるのかな」 とか、「出迎えに行くけど、時間通り着くのかな」とか、 使い道はいろいろ考えられますよね。
スマホ用のアプリもあるようです。
「これ知ってるとニュース通」というより、だんだん「 ニュースの裏事情」みたいな感じになってきちゃったな、 このシリーズ。