小骨チェーサー

世の中を斜めから、でも前向きな目線で見るブログ

【転職フェア】「行っても無駄」説に反論➡️こうすれば意味あり!

50代。

人生のゴールはまだ遠いし、子どもはまだ中学生。

まだまだ必死に働かなきゃ

ということで、キャリアプランの変更を模索中。

そんなこともあって、先日初めて

「転職フェア」なるものに参加してきました。

 

「行ったところで時間の無駄」

などと批判もある転職フェアですが、ぼくはそうは思いません。

利用者の姿勢次第で、すごく意義あるものにできるはずですよ。

f:id:Kobone:20200216234044j:plain



「転職フェア」ってどんなもの?

ぼくが参加したのは、「関東最大級」と言われる某有名転職サイトの転職フェア

先週、都内で開催されました。

加費は無料。ただし、前もって「エントリーシート」を登録しなければなりません。

服装も自由。「ちゃんとした格好じゃないと浮くかな」と予想してスーツで行ったのですが、カジュアルないでたちの参加者が意外に多かった。見た感じ「スーツ7割・ラフ3割」くらいの感じ。

入退場もフリーですし、実は「気軽に立ち寄ってみる」というスタンスのイベントと言えるかもしれません。

 

さて、肝心の会場内。

「計380社以上の企業が出展!」という触れ込みでしたが、ぼくが参加した日、実際にブースを開いていたのは144の企業や自治体、NPOなどの団体

各社それぞれのブースに、人事担当者や、求人している部署の職員などがスタンバイ。参加者に自社のことを説明したり、ウロウロしている人たちに声をかけたりしています。

 

こうした雰囲気、「婚活パーティーと良く似ているなと思いました。

条件の合う就業先を探す求職者と、自社に理想的な人材がほしい企業側。

「双方で"マッチングのチャンス"を追いかけている」という構図がそっくりです。

 

「行っても無意味」論の根拠

いろんな業者、もしくは自治体などがそれぞれ「転職フェア」を開催していますが、細かな違いはあれど、大まかなところはだいたい上記と同工異曲でしょう。

で、ググっていると目につくのが、

 

「転職フェアなど、行くだけ時間の無駄」

 

というような意見。

その根拠は、見たところ大きく2つで、

  1. 企業と直接話しても、採用に有利となるわけではない
  2. 出展企業が少ないため、出会いも少ない

というもの。

 

1は、う~ん、そうかなあ……。

本当に優秀で人間性も良く得難い人物が自社ブースに現れたら、担当者は上司に報告するなりして、採用面接の際に有利となるよう取り計らうと思うけどなあ。

素直にうなずきがたい。

 

一方2については、ぼくもちょっと気になっていました。

転職サイトそのものが持つ求人数は、多いところで十数万件ほど

それに比べると出展企業がせいぜい百数十社程度の転職フェアでは、自分が望む企業と出会える可能性は、ほとんどありません。

 

転職フェアを有効活用するには

上記のデメリットは、でもまあ、どうしようもない。

転職フェアに参加していてぼくは、

 

「やりかた次第でメリットもあるじゃん」

 

と思いました。

参加者は、以下のような心構えで臨んでみてはどうでしょうか。

 

①自分を枠にはめない

ぼくみたいなオジサンは、長年培ってきた"スキル"に、ある程度こだわらざるを得ませんが、若い世代は違います

もちろん、お望みの業種や職種はあるでしょう。

でも転職フェアでは、それに固執しすぎないほうが良い

希望するもの以外の業種や職種を始めから排除してしまうと、そりゃあ出展企業が少ないんだもの、チャンスは激減します。

 

「企画だって営業だって販売だっていいから、フィーリングが合ったら、とにかく話をしてみよう」

そのぐらいの広~い気持ちで臨むべし。

自分でも意識していなかった、意外な可能性が見えてくるかもしれない。

 

真剣勝負なのは企業側だってきっと同じ。フェアの場では鵜の目鷹の目で、いい人材を探しているのだと思います。

そんな中で目と目が合って、お互いにひかれあうものがあった。そこからうまく進むなんてこと、恋愛などでもよくあるじゃありませんか。

自分のタイプではない異性と、意外に気があったりするとか。

 

こういうのは、人と人とが直接出会うことのないウェブ経由では起こりえません。

やはりフェアのような"リアルの場"でないとね。

 

②本番の「予行演習」を意識する

求職者がある企業の採用面接を受けるとします。

当然、相手は初対面。どう「攻めて」くるかまったくわかりません。その都度臨機応変に対処しなければならない。けっこうな重荷です。

 

そこで転職フェア。いわば「模擬面接」を体験できるんですよね。

もちろん相手は自分の本命企業ではないけれど、「採用」と真剣に向き合っている人であることは間違いありません。

 

面接官は一般的に、どんな順序で何を聞いてくるのか、採用しようとする人材のどんな点を気にしているのか。

そんなことが、ある程度見える。

この「予行演習」は、実際の本番に向けた大きな武器となりますよ。

 

まとめ

「転職フェア」とは結局のところ、

 

その場で「採用」にたどり着くためのものではなく、

"場慣れ"するためのもの

 

こう割り切って利用すればいいんだと考えました。

これだと、「行ったって時間の無駄」なんてことはありませんよね。

 

そのためにはやはり、各企業のブースへ自分からどんどんアプローチすることが重要

 

積極的なヤツが勝つ。

 

あ、この点も婚活パーティーと同じだ。

 

……ということなんです、が。

「じゃあ、そういうアンタはちゃんとできたの?」と聞かれちゃうと、ごめんなさい、ぼくはどうもうまくいきませんでした。

どのブースもタイミング的に満員御礼

そもそも、近づくことすらなかなかできなかったんです。

 

だから転職フェアに参加するなら、平日の昼間など、なるべくすいている時間帯を狙うようお勧めします。

 

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回の『小骨チェーサー』もぜひ読みにいらしてください。